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一番沖に位置し潮通し抜群の桂島へ
底は砂地だが潮目を狙った釣りができる

05:00

午前5時、計画通り桂島に渡る。
島といっても岩だけのいわゆる磯だが、渡船が着く北向きは真っ平らで足場は最高。

この地区では一番沖に位置しており潮通しがよく、周囲の海底は砂地だが潮が動くと潮目を狙った釣りができるので、弓削さんが好んで磯上がりするところだ。
なかでも沖向き(西向き)にある「バナナ」と呼ばれているところが一番の人気ポイント。

矢野さん

この周辺はアオリイカ釣りファンにとってはすごくあこがれの場所なんですか?それにしてもこの磯、船が着いたころは平らですね。

弓削さん

はい、デカイやつがバンバン釣れるところです。条件さえよければ、よそ見していてバスーンと釣れることもけっこう多いですよ。
もともと平らな上に岩のり採取用にコンクリートを打ってあるので昼寝しやすいのも好きな理由です。気持ちいいですよ~(笑)。


船着きは当て潮で敬遠
西側の通称「バナナ」でスタートフィッシング

我々よりも一足早く渡り、すでにエギングを開始していた弓削さんの知人に潮の状態をたずねると、船着き側は当て潮だという。
ということで、船着きから少し小高くなった磯の中央部を越えた西向き、釣り人が「バナナ」と呼んでいるポイントで弓削さん、矢野さんが並んでロッドを振ることになった。

海面を見る限り潮流はそれほど速くないが、ゆっくりと左(南)へ素直に流れているように感じられた為、3.5寸のノーマルタイプでエギングをスタートする。
まず狙うのは磯の周辺をウロウロしているモーニングサービス!?のアオリイカ。

矢野さん

このバナナというポイントを選んだのはどうしてなんですか?


弓削さん

桂島では南から来た潮がバナナに当たって沖に出てくれるのが最高なんですが、今は逆で北から来る潮なんです。なので船着きは側は当て潮になっていてよくないんです。


エギの姿勢が安定する出潮が最高。ところがバナナは二枚潮・・・

当て潮でエギは、シャクった場合には釣り手の方を向き、フォールさせると反対を向くという動きになり、釣りにくいばかりかアオリイカにも違和感を与えてよくないと弓削さんは言う。 対して出潮はエギの姿勢が安定するため釣りやすく、自在に動かせてアピールしやすいのだ。このときバナナは完全な出潮ではなかったが、当て潮ではなく左向きの流れだったので釣りやすいはずだった。 ところが弓削さんはすぐに表層と底層での流れが違うことに気付く・・・。そう、二枚潮だ。

二枚潮対策でエギをチェンジ
より沈みが早いディープタイプ

06:20

ここで弓削さんはサイズは同じ3.5寸だがディープタイプのエギにチェンジする。
二枚潮の場合、途中のラインが上潮の影響を受けエギの着底が分かりにくくなるため、ノーマルタイプよりも重量があり早く沈むディープタイプの方が底を取りやすいのだ。
これでキャストしてシャクってきて、タナの下で止めてアタリを待つ。

エギングがまったく初めての矢野さん、エギを動かすイメージがすぐにはつかめず、とまどっているようす。

矢野さん

ところで弓削さんは何年ぐらいエギングをやられてるんですか?かなりのベテランと伺いましたが。


弓削さん

一番最初にエギを投げたのは30年ぐらい前なんですけど、そのころに第一次のエギブームがあったんです。それから10年ぐらい経って第2次があって、そしてエギングと呼ばれるようになった今が第3次です。


Point.1
エギを早く動かすと小型が・・・大型にはサスペンドが効く!

「エギを中層で止める、というのが基本的な考え方です。アオリイカは目が大ききくて視力がよい生き物なんで、早く動くものに対して反応がよいのですが、エギを早く動かすと小さいやつが乗ってきてしまいます。逆にエギをじっとさせておいた方が大きいやつが来るのではないかと思っています」という弓削さんの釣りを拝見すると強引で過激なシャクリはほとんどしない。
つまりエギをサスペンドさせるということだ。

「バスもフィッシュイーターですから動いているものに対して反応がすごくいいですよね。サスペンドルアーが有効な場合が多いでしょう」と弓削さん。
これを思いつき、実際にやってみたらポンポンと大きいアオリイカが釣れたのだという。

ボディの大きな4寸のエギは潮をよくとらえる

06:55

弓削さんはクリックス プロスペック3.5寸ディープから4寸のノーマルタイプにチェンジする。
ディープタイプより沈みは遅いがボディが大きい分、潮をよくとらえるため、二枚潮などでは有効なチョイスだ。

しかし、なかなかアタリが出ない。

矢野さんも苦戦しているようだ。二枚潮という悪条件なだけに、なかなかエギの動きがイメージできない。

矢野さん

エギングの映像を観てますと、けっこうバシバシシャクってますよね。今日はあまり激しくシャクらなくていいんですか?


弓削さん

春先、フレッシュなやつが入ってきてすぐはバンバンシャクった方がアオリイカがエギを見つけやすくていいんですけど、6月の現在、メスは体内に卵を持ちだしたせいで、ゆっくりエサを追います。
ですからシャクリもゆっくりで大丈夫です。


Point.1
サムライブレード86インヘリターは素早いティップの戻しが必要

低弾性で粘りがあるサムライブレード86インヘリターを使っている場合は、シャクリで瞬間的に力がかかったあと、ラインを張ったままだとエギが動かないので自らティップを素早く戻してラインを緩めてやる必要がある。
その瞬間、エギがフッとターンするので、すかさずシャクってこっちに向かせる。
リズムが遅れてエギが向こうに向いてしまってからだとシャクリ抵抗が大きくなるので注意。

Point.2
軟らかいティップのEX-83ドリフトはラインを張っても大丈夫!

一方、矢野さんが使っているEX-83ドリフトというロッドは、ティップが軟らかくて潮をつかんだらラインを張っていてもエギを止められるようになっているので、初心者にも非常に使いやすい。
アオリイカがエギを抱いてティップがフーッと入ったところでは合わせずに、さらにグーンと入るまで待って合わせるといったワンテンポ遅らせたゆったりとした釣りをするとよい。


同じ磯で500gのメスが上がり全員がテンションアップ↑↑

07:05

ここで同じ磯でアオリイカを狙っていた人にアタリ!
上がってきたのは500gほどのメス。弓削さんも矢野さんも、取材スタッフ一同のテンションがグーンとアップ!
そう、カップリングしているはずの大きいオスが近くにいる可能性があるからだ。

ポイントは平らな船着きとバナナの中間地点。
ここで弓削さんが決断。船着きの方へ移動することを決めた。
聞けば6~8回激しくシャクリ上げたあとフォールさせて着底、軽く2回ほどボトムを切る感じで持ち上げたときに釣れたのだそう。

矢野さん

今日も贅沢にクリックスプロスペックバージョンのスペシャルカラー「矢野タイガー」を用意してもらったんですよね。
このカラーリングは珍しいんですか?


弓削さん

珍しいです。このカラーは見えるイカ釣りをする場合に、エギを確認しながら釣るサイトフィッシングでは若干見えにくいんですが、僕らも昔、黄色い側線を入れてほしいと提案したことがあったんです。
でも、めんどくさいといって断られました(笑)。
で、意外とアオリイカも流行を追うというか・・・。


矢野さん

へえー、新しいモノ好きなんですか?


弓削さん

好きですよ。それまで使っていなかったカラーのエギを投げるといきなりポンと乗ったりします。矢野タイガーは細いストライプが入っていますので、意外と面白いと思います。


矢野さんのロッドワークが進化!記念すべき初ヒットはもうすぐ!?

09:00

その後、船着きで釣り続けたがアオリイカからの反応はなく、再びバナナへ戻る。
潮は相変わらず二枚潮だが緩い。底潮が若干左方向、上潮はとろ~っと右へ。中層狙いをあきらめ、エギを沈みが早い3.5寸のディープにチェンジしてボトムを中心にシャクって狙う。

このころになってくると、エギの動きがイメージできだしたのか矢野さんのロッドワークが進化する。この上達ぶりはすごい!さすが元アスリート。早くもエギンガーって感じになっている。
アオリイカがヒットするのは近い!?使用するエギはもちろん矢野タイガーだ。

矢野さん

エギで釣るのは本当に初めてだったので、なかなか動きのイメージが分からなかったんですが、3時間ほどやってみたら何となく分かってきてエギを動かすのが面白くなってきました。


弓削さん

結局、水中のイメージなんで、僕も含めて皆さんそれぞれの想像でしかないんですよ。自分ではそうやっているつもりでも、実際には違うかもしれませんが、それでいいんです。


Point.1
一番よいのは自分の好みの色で信念を持って釣り続けること

基本的に朝イチは自分が見やすいカラーを選ぶ。たとえば下地マーブルで上布がピンクやオレンジなどの派手なカラー、もしくはパープル系なども視認性がよい。

パープルというカラーは、赤と青の両方の意味合いを持っていると弓削さんは考えていて、青というのは意外と水温が低いときに効くカラー、赤は意外と暗いときに効くのだという。一方、グリーン系というのは水が濁り気味のときに発色がよいカラー。
と、いろいろ目安はあるのだが、一番は自分が「この色が釣れそう」と思うカラーで信念を持って使うこと。
その方が釣れたときに確実にうれしいし、何より釣っていて楽しい。

潮の条件がよさそうな平島に磯がわり。南の桂島向きがベストポイント

11:00

その後、モンゴウイカが別の人にヒットして状況の変化を期待するも、弓削さんのエギを一度だけアオリイカが触りに来ただけでヒットには至らず。
矢野さんにもアタリはなく、この時点でついに桂島をあきらめて磯がわりすることになった。

行き先は平島。実はその平島のすぐ近くのワカメグリという磯で弓削さんの知り合いがエギングをしていて、携帯で状況を聞くと潮の向きが平島の釣りにピタッとはまることが判明したからだ。

平島は桂島以上にフラットな磯で、小高いところも何もないマナ板のような磯。ベストのポイントは桂島向きに流れる潮が出潮になる南向き。前方にワカメグリが見える。

ここはフルキャストして水深10m、手前で6~7m。
海底は砂地ではなく砂利、小石がメイン。生きアジをエサにウキ釣りで狙う人にも人気があるポイントだとか。

ただ今の時期、磯の際から数m、場所によっては10mぐらいまで海藻がびっしりで、エギの回収時は注意が必要だ。

無念のストップフィッシング
えっ、お隣のワカメグリでは・・・!?

12:00

しかし予想に反して南向きのポイントは出潮になっておらず、足元の海藻にエギを取られそうになったりで、完全にお手上げ状態。この時点でついに降参!

幕島渡船謹製のお弁当をいただきながら反省会!?
しかし、このお弁当が実にウマイ。おかずにアオリイカ?が入っていたりして・・・。使っている米が最高なんですと弓削さん。朝に用意してもらえるオニギリが、毎回楽しみでしょうがないんだとか。

「帰りは途中の蒜山高原のソフトクリームがいいね~」などと食いしん坊な会話をしつつお弁当を食べていると幕島渡船がスカリを引っ張って平島にやってきた。

そのスカリにはなんと大きいアオリイカが5杯も。お隣のワカメグリで釣れたものだという。
これこれ、これが釣りたかったと、その中の最大2.8kgを引っ張り出して矢野タイガーと一緒に記念撮影。

で、そのワカメグリを見ると、何とまたまたロッドを曲げている。これまた大きそうだ。

つまりアオリイカのエギング、釣れる場所で釣るのが一番ということ。
この日の潮は、ワカメグリに味方したというのが結論だ。

矢野さん

正直いって1パイだけでも釣りたかったんですけど、エギの動かし方はイメージできたかなと思います。


弓削さん

それができたら釣るのは簡単です。あとはアオリイカがエギを抱くイメージだけですね。


場数を踏んで上手な人の釣りを観察するのがエギングをマスターする近道だ!

この日はスローな釣りだったので、最初は何も言わずに矢野さんの釣りを見ていただけの弓削さん。

エギをダートさせるためにラインの張りすぎはダメとアドバイスすればすぐに実践できていたので、あとは場数を踏んで上手な人の釣りもよく見れば上達は早いという。

「今日はほとんどスローな釣りでしたがショートピッチでシャクったら一度だけエギを触りに来ました。で、このパターンや!と思ってその後も同じようにやったのですが・・・」という弓削さんも残念そう。
最後に「今日はアオリイカのご機嫌が悪すぎました。あとエギングといっても磯釣りですのでライフジャケット、磯靴、帽子、偏光サングラスは忘れずに」と締めくくってくれた。

 

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